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クラレンスエルキンズ6歳の孫に犯人は叔父さんと言われた事件の真相【悪魔のアリバイ】

テレビ事件系
MabelAmber / Pixabay

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こんにちは、KEIGOです。

 

今回ご紹介する事件は、

アメリカのオハイオ州で起きた残忍な事件で、

女性が自宅で帰らぬ人になっていたのですが事件当時一緒にいた6歳の孫が、

『犯人は叔父さん』と証言したことで叔父は逮捕されました。

 

妻は自宅にいたとアリバイを証言しますが、

聞き入れてもらえず夫は終身刑となってしまいました。

 

しかし、孫は裁判の後証言を覆してしまいます。

なぜこの孫が事実とは違う証言をしたか??その真相について、

詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

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クラレンスエルキンズ6歳の孫に犯人は叔父さんと言われた事件

 

この事件はさかのぼること1998年6月7日の早朝、

アメリカのオハイオ州バーバートンで起こります。

 

58歳のジュディス・ジョンソンはかわいい6歳の孫娘、

ブルック・サットンちゃんと2人で暮らしていましたが、

突然何者かが自宅に押し入り2人は殴られ、またいたずらされてジュディス・ジョンソンはこの世を去りました。

 

幸運なことに6歳のブルック・サットンちゃんは意識を失いましたが、

無事でした。

 

数時間後、意識を取り戻したブルックちゃんは近隣住民に助けを求め、

事件が発覚します。

 

警察は捜査を開始していきますが、

ブルックちゃんを尋問したとき

 

『犯人は叔父さんだったように思う。』

 

と答えます。

 

叔父さんとは当時38歳だったクラレンス・エルキンズという人物ですが、

クラレンスが犯罪と結びつく物的証拠は見つからず、

また、残された体毛をDNA鑑定にかけましたがクラレンスの物ではありませんでした。

 

しかし、警察はまだ幼い6歳の少女ブルックちゃんの証言をもとに、

クラレンスを1999年に逮捕して起訴しました。

 

裁判が行われ、

結局クラレンス・エルキンズに下った判決は終身刑ということになってしまいます。

 

この裁判でクラレンスの奥さんのメリンダは

 

『夫は私と自宅にいた』

 

と証言しましたが、却下されてしまいました。

 

何か少し違和感を感じる裁判結果で、

証拠もなくアリバイもあるのにどうしてなのかと思ってしまいます。

Free-Photos / Pixabay

 

6歳の孫に犯人は叔父さんと言われた事件の真相

 

少し不可解な事件はまだ続いていきます。

 

夫であるクラレンスの無罪を勝ち取るべく、

メリンダは家族から借金をして民間の捜査官(探偵)を雇い、

事件を自ら調べなおしていきます。

 

すると1人の男にたどり着きました。

 

ブルックちゃんが住んでいた家の隣人アール・マンという男で、

アールは逮捕歴があり容疑は性犯罪で服役を終え出所しましたが、

出所してすぐに10歳未満の少女3人にいたずらをした容疑でまた刑務所に逆戻りしていました。

 

偶然にもクラレンスが収監された刑務所と同じ場所にアールが収監され、

クラレンスは隙を見てアールが吸ったタバコの吸い殻を回収して、

それを弁護士に提供し、DNA鑑定を行いました。

 

犯行現場で見つかった証拠とDNAが一致しました。

 

また当初叔父さんの犯行だといったブルックちゃんも犯人は茶色い目をしていたことを思い出し、

叔父さんであるクラレンスは青い目だったので違うと証言を変えました。

 

DNAが一致し、アールの犯行であることがほぼ分かったにもかかわらず、

検察はまだクラレンスを釈放することを拒みました。

 

しかし、ここでこの事件に関して直接の権限を持たないオハイオ州検事総長だった

ジム・ペトロが検察官が起訴を却下しないことにしびれを切らし、

圧力をかけるため記者会見を開き2005年12月15日、

クラレンスはえん罪となって釈放されました。

 

終身刑を言い渡され、

実に7年間もえん罪で刑務所に入っていたクラレンスは一体どんな気持ちだったのでしょう。

 

そして真犯人アール・マンはその後裁判にかけられ、

2007年6月29日、6歳だったブルックちゃんへの強姦と、

亡くなったジュディス・ジョンソンへの強姦と殺害容疑で仮釈放なしの終身刑を言い渡されました。

 

ただここでこの事件は終わりを迎えるのではなく、

続きがあります。

 

えん罪と怠慢な捜査を行ったことに対して4人の警察官に対して訴訟を起こし、

バーバートン市は525万ドルを支払うことで和解するのです。

 

さらにオハイオ州から約100万ドルの賠償金を貰いました。

 

なんともお粗末な結果となりましたが、

帰らぬ人となってしまったジュディスのことを思うと胸が痛みますね。

 

さいごに

 

6歳の少女が証言を行ったことで決定的な証拠も見つからないまま、

事件と関係のない人を逮捕し、刑務所に収監してしまったことはとても考えられることではありませんね。

 

こんなことがないようきちんと捜査し、

証拠を提示しクリーンな裁判を行ってほしいものですね。

 

以上、KEIGOでした。

 

最後まで読み進めていただきありがとうございました。

 

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