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ミシェルレニーがブリーアを救うため銀行強盗か?自作自演か?真相を紹介

ワールド犯罪ミステリー
kalhh / Pixabay

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こんにちは、KEIGOです。

 

最近テレビで海外の事件を取り上げる番組がよく話題になっていますが、

その中でもアメリカで起きた凶悪な銀行強盗の事件を今回は取り上げたいと思います。

 

銀行のマネージャーだったミシェルレニー(ミシェル・ラムスキル・エステイ)が何者かに監禁され、

銀行強盗に加担させられるという事件です。

 

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ミシェルレニーが娘ブリーアを救うため銀行強盗か?

 

2000年11月にカリフォルニア州のニードルズというところで、

事件は起きました。

 

35歳でシングルマザーのミシェル・レニーは7歳の娘ブリーアとルームメイトのキンブラと、

3人で仲良く暮らしていました。

 

事件の真相

 

 

仕事を終えたミシェルは18時30分ごろに帰宅し、

夕食のピザを作る準備をしていました。

 

娘のブリーアは夕食を待っている間、

リビングのソファーでゲームをしていました。

 

すると突然・・・

 

家の裏口ですごい音が鳴り、

黒いマスクをかぶって全身武装した3人の男が押し入り、

ミシェルとブリーアを殴り、床にたたきつけました。

 

何が起きているのかよく把握できないミシェルとブリーアは、

銃を突き付けられ、ダクトテープで手足を縛られました。

 

そこで犯人の1人が、

 

『私たちの言う通りにしなければ、まずは最初娘を手にかける。』

 

と話し、ミシェルを脅しました。

 

『娘だけは傷つけないでほしい!』

 

とミシェルは訴えますが、

犯人たちは聞く耳を持ちませんでした。

 

そして犯人たちは、

この誘拐が何週間も前からミシェルたちを観察し、

計画的な犯行であることをほのめかし、ルームメイトがいることも知っていました。

 

さらにここで今回の誘拐の目的を語り始めました。

 

『お前(ミシェル)がバンクオブアメリカのマネージャーだということはわかっている。

 

それが俺たちの目的だ!!

 

銀行の金庫の金を貰うかお前たちが死ぬのかどっちかだ!!』

 

そう犯人の1人が語ると、

ミシェルとブリーアを乱暴にソファーに座らせました。

 

この時、ミシェルは自分の人生はここで終わってしまうものだと思ったと後に語っています。

 

拘束され、電気も消され真っ暗な中、

数時間がたったころ午後11時にルームメイトのキンブラが何も知らずに帰宅します。

 

犯人たちは息をつく間もなくキンブラもダクトテープで縛り上げ、

ミシェルとブリーアと並べるようにソファーに座らせました。

 

この状態で何時間も犯人は3人を見張り、

夜が明けました。

 

翌朝、犯人たちは3人にダイナマイトを体に巻き付けていきます。

 

『このボタンを押すと3人ともあの世行きだ!

 

お前たちが抵抗したりダイナマイトを外そうとしたら爆発させるぞ!!』

 

そしてブリーアは縛られたままクローゼットの中へ押し込まれ、

ミシェルはダイナマイトは身体につけたまま、

手足の拘束は解かれ車に連れていかれました。

 

そして犯人はミシェルに勤め先の銀行に行き、

金庫から金を奪うよう指示します。

 

犯人の言う通りにしないといけないと思ったミシェルは、

車に乗り込み、いつも通り銀行に出勤していきました。

 

銀行に到着するといつものところに車を停め、

中に入るとすでにロレッタが仕事を始めていました。

 

すると数分後の8時50分頃、

犯人が乗った車が銀行前に到着しました。

 

それを見てミシェルはアタッシュケースを片手に金庫に入ろうとしましたが、

銀行のルールで安全のため、

金庫に入るときは必ず2人で入るということが決められていることを思い出し、

 

窓口にいたロレッタに一緒に来るようにお願いしました。

 

金庫室に入るとミシェルはロレッタに現在の状況を説明すると、

ロレッタはパニックになり突然慌てだしました。

 

ミシェルはロレッタを落ち着かせるために自分のシャツをまくり上げ、

 

『背中を見て!5分以内に私がお金を持って出ていかなければ爆破される!!』

 

『なので金庫のお金を盗まなければいけないの!!』

 

そう話し、2人で手分けしてケースにお金を詰め込んでいきました。

 

全部で36万ドル(約4000万円)をケースに詰め込み金庫室から出て来行くと、

犯人たちはミシェルを車に乗せ走り去っていったのでした。

 

犯人は車の中で金を受け取ると、

ミシェルを車から降ろし去っていきました。

 

ただまだダイナマイトは背中についたままで、

この時のミシェルの恐怖ははかり知れませんが銀行においていた自分の車に乗り込み、

大急ぎで家に帰っていきました。

 

家につくと、まずキンブラがベッドにいるのを発見、

さらにブリーアが入れられたクローゼットを開けるとブリーアもけがもなく無事でした。

 

その時2人のダイナマイトはすでに取り外されていて、

キンブラが言うには男がダイナマイトを外して去っていったとのこと。

 

キンブラはミシェルにまだ付いたままのダイナマイトを外し、

それを持って外に出て家の擁壁の近くに置き走って家に戻りました。

 

そして3人は慌てて家を飛び出し、

隣の家に住んでいるリックブラウンを尋ね、

インターホンを何度も押し、

 

『助けてください!!私たちは誘拐されたんです!!』

 

少し玄関のドアから門のところまで距離があるのですが、

リックブラウンは扉を開け見てみると3人が取り乱していたのがすぐわかり、

あわてて坂を駆け下り家に招き入れました。

 

そこで警察に連絡し事件が発覚することになるのです。

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事件の捜査

 

地元警察はまずダイナマイトと思わしきものを偽物だと判断した。

 

ただ木製の棒のようなものを塗装し、

ワイヤーを取り付けただけの雑なものだったからです。

 

そして警察はミシェルから数時間にも及び事情を聴いていきますが、

その中でミシェルは

 

『犯人は銀行の顧客である』

 

と語り机の中の名刺の束の中に犯人がいるといいました。

 

名刺の写真とミシェルが見た犯人の目元が一致していたのは、

クリストファー・バトラーという人物。

 

バトラーは以前に犯罪歴があり、

ミシェルの証言から警察も疑いをかけました。

 

しかし、捜査官の1人はなぜミシェルはバトラーだと確信を持っているのか疑問でした。

 

ミシェルが確信を持っている理由を聞いてもイマイチピンとくる内容ではなく、

信ぴょう性に欠けると感じていたようです。

 

銀行強盗はミシェルの自作自演か?

 

ミシェルのことを調べた捜査官はいろいろと疑わしき過去を知ることになります。

 

ミシェルが銀行のマネージャーになる前はストリッパーとして夜い働いていたことや、

銀行で働くことに必要な金融学の学歴、

大学の学位や高校の卒業証書までも持っていませんでした。

 

また2度も破産の申請を過去に行っていたこともわかりました。

 

こういったことをミシェルに問いただしますが、

答えはまともなものではなかったためもしかするとミシェルの自作自演で、

銀行強盗の首謀者なのでは???と考え始めたのです。

 

しかしいくら調べても確固たる証拠は見つからず、

時間ばかりが経過していきました。

 

ただ事件は解決に進んでいきます。

 

ダイナマイトに残されていた指紋とクリストファー・バトラーの指紋が一致。

 

逮捕状を請求し、

バトラーの家を家宅捜索すると偽ダイナマイトの原料となったものがすべて見つかりますが、

盗まれたお金はありませんでした。

 

この時バトラーのガールフレンドだったラミレスも共犯とみなされ逮捕されました。

 

バトラーの友人や知人関係を調べているとクリストファー・ハギンズという男にたどり着き、

彼に家から銀行から盗まれた一部の93000ドルが金庫に隠されていたのを発見し、

逮捕されました。

 

さらにもう1人ロバート・オルティスという人物も共犯者であることがわかり、

指名手配をしてウィスコンシン州のミルウォーキーで逮捕されました。

 

このことでミシェルの銀行強盗の自作自演という説はだいぶ薄れていきました。

 

Dieterich01 / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

容疑者逮捕後

 

逮捕後4人の容疑者のうち唯一女性のラミレスは面白い証言をしています。

 

『もう1人共犯者がいて名前はミシェルだと思う。』

 

と。

 

しかし、警察も色々とミシェルに仕掛けますが、

確固たる証拠もなく、結局犯人の1人とは断定できませんでした。

 

事件の判決

 

裁判が始まり、

色々と心理が進んでいくうちに陪審員たちはミシェルに疑問を持つ人が現れます。

 

また弁護団もミシェルについて不審な点を少しではありますが、

暴こうとしていきます。

 

ダクトテープで縛られていたのに、

テープの跡がなかったことや、

ミシェル自身がとてもお金に困りたくさんの未払いの借金を抱えていたことなどから、

疑いは少しずつ増していきます。

 

しかし、裁判という場でもミシェルへの確固たる証言や証拠はなく、

結局容疑者ではなく被害者となったわけです。

 

ただ判決はクリストファー・バトラーが主犯として誘拐の罪で有罪となりましたが、

娘のブレーアとルームメイトのキンブルの誘拐ということでミシェルを誘拐したという事実は認定されませんでした。

 

さらにガールフレンドだったラミレスは証拠不十分で無罪に。

 

最後に

 

この事件はまだたくさんの謎が残っていますが、

それが暴かれることはありません。

 

主犯だったクリストファー・バトラーとミシェルは不倫関係だったということや、

ミシェルが銀行強盗を終えて背中にダイナマイトを背負っているのに娘の元へ向かったのか?

 

などなど不可解な点が数多く、

本当に不思議な事件です。

 

また盗まれた36万ドルのうち10万ドルしか回収できておらず、

残りのお金はどこにあるのかもわかりません。

 

なんともわけのわからない事件でした。

 

以上、KEIGOでした。

 

最後まで読み進めていただきありがとうございました。

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