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こんにちは、KEIGOです。
今回は元自衛官の高山良二さんについてご紹介していきます。
6月13日に放送される『奇跡体験アンビリバボー』でも紹介されるようで、
自衛官を退職後、
カンボジアである活動をして話題になっています。
そんな高山良二さんについて、
現在や世界を変えた行動について詳しくお話していきたいと思います。
高山良二
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まずは高山さんの簡単なプロフィールから。
1947年、愛媛県北宇和郡生まれの高山良二さんは学校を卒業し、
陸上自衛隊へ。
1992年から1993年にかけて、
PKO活動を行うためカンボジアへ派遣されました。
この時カンボジアに行った経験が高山さんの人生を大きく変えます。
PKO活動の任期は6か月、
カンボジアから日本へ帰国する際に飛行機から見えるメコン川や、
ヤシの木が多く生い茂るカンボジアの大地を見ていると
自分は、この半年間で何ができただろうか?
と自問自答した結果・・・
何もできやしなかった
と悔しさがこみ上げ、
納得いっていない自分がいたようです。
もう一度ここに戻ってこよう。
そしてやり残したことをやろう。
これを実現するため、
今の高山良二さんがあるといっても過言ではありません。
その後36年間勤めて自衛官を退官します。
2002年から再びカンボジアへ渡り、
地雷処理活動を開始しました。
高山良二の現在は?
高山良二さんは平成23年に設立された『NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会』
の代表者で地雷処理専門家です。
またカンボジアでの活動を地元で評価されているため、
カンボジア王国CMAC地雷処理技術顧問、
カンボジア王国バッタンバン州復興担当顧問、
カンボジア王国タボンクモン州復興担当顧問なども歴任されていて、
まだカンボジア国内に埋まっている400万から600万個といわれる地雷処理に奮闘されています。
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また、地雷処理だけではなく、
現地のインフラの整備や日本企業の誘致活動、
学校を建設したり農業の発展などの指導も行っておられます。
元自衛官カンボジアで地雷を撤去!世界を変えた行動とは?
高山さんが考えられた仕組みはとても素晴らしく、
通常はとても危険なため、
特殊な訓練を受けたプロが地雷の撤去を行います。
しかし高山さんは村人を雇用し、
日本人地雷処理専門家が事細かく丁寧に教えて村人自ら地雷を撤去しています。
そうすることで雇用の促進や地雷による被災者の減少、
貧困の解消などを同時に行えるというのです。
こういった試みは世界でも注目され、
高山さんの活動が高く評価されることになりました。
『住民参加型地雷除去活動』と呼ばれています。
地雷を撤去するだけではなく地域に貢献するにはどうすればよいかを考え、
行動にうつす高山さんは素晴らしい人ですね。
この活動に対して高山さんは
地雷・不発弾の処理活動が最終目的ではない。
地域が安全になって、
そこに暮らす人たちが生活できるための地域復興が不可欠である。
と語られている通り、
目的を明確にして行動を起こされていますね。
実は住民参加型は最初から考えられカンボジアに行かれたわけではなく、
CMACというカンボジア地雷対策センターという団体と話していくうちにできたようです。
外国の援助100%で地雷の撤去活動を行っている現在、
それがずっと永遠に行われるという保証がない。
また少し活動自体が先細りになってきていました。
今後も地雷の撤去活動を続けていくためには外国の資金に頼るのではなく、
知由つを抑える方法を考え、
さらにカンボジアの復興と合わせようとした結果生まれたんです。
まだまだ地雷はたくさん残されていて、
問題もたくさんあるのでしょうけどこの活動は続けていかれるとのことです。
さいごに
元自衛官の高山良二さんについてお話してきました。
自身のPKO活動の経験から海外での地域貢献をされている高山さんですが、
あまり年齢的にも長くはできません。
こういった活動を後世がしっかりと守っていけるよう、
またボランティア活動なんかも積極的に参加していけたらいいですね。
以上、KEIGOでした。
最後まで読み進めていただきありがとうございました。
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