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こんにちは、KIEGOです。
今回はアメリカで起きた凶悪事件。
その事件の内容から、
全世界に悲しみと衝撃をもたらした事件に迫ります。
高校を卒業したばかりの18歳のベビーシッターが赤ちゃんの世話をしている最中に、
赤ちゃんの容態が急変。
搬送された病院で赤ちゃんの容態を見た医師が驚きの事実を発見。
赤ちゃんは頭蓋骨内部出血と頭部骨折で重傷。
検察はルイーズの仕業だと起訴し裁判へ。
次々と暴かれる真実に全米が騒然となった驚きの結末をご紹介していきます。
18歳留学生ベビーシッター乳児殺害事件の真相と全貌
事件が起きたのは1997年2月4日のマサチューセッツ州、
イギリス人ベビーシッターのルイーズ・ウッドワードは世話をしていた赤ちゃんの容態がおかしいと救急車を呼び病院へ。
ルイーズは当時18歳でした。
病院へ連れてこられた当時8か月の赤ちゃんは医師の診断の結果、
頭蓋内出血と硬膜下血腫、頭がい骨骨折と診断しました。
また、手首が骨折していたにもかかわらず1か月近く放置されていたこともわかりました。
5日後の2月9日赤ちゃんは息を引き取りました。
不審に思った警察はルイーズを尋問します。
結果、赤ちゃんを床に落としたと供述したため、
2月5日に暴行と虐待容疑で拘留されましたが2月9日に赤ちゃんが死亡したことで、
第1級殺人罪で逮捕されました。
裁判の焦点は、赤ちゃんの死因が何によって起きたのかということで、
検察側は頭を揺さぶったことが死因だと主張します。
しかし、
ルイーズの弁護士は死因は死亡する数週間前に受けたケガだと主張するのです。
また、首を揺さぶったのが死因であれば首にも相当なケガを負ったいるはずなのに、
無傷であることがおかしいと主張します。
そんなこんなで当初警察が主張していたのは、
2階建ての建物から落ちた衝撃と同等だと主張していたのですが、
裁判官は裁判が進むにつれその意見は却下します。
この裁判の法廷でルイーズは笑みを浮かべたり無表情で振る舞ったりしていたので、
マスコミから痛烈な批判を受けることになります。

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1度目の判決
その後26時間の審議の末、
陪審員は殺人の罪を認め、ルイーズを有罪としました。
禁固15年を言い渡します。
再審
ルイーズの刑が確定し、
すぐさまルイーズの弁護団は再審を要求します。
陪審員の中にはルイーズが子供に対して殺意はなかったのではないかと言い出します。
そして2度目の結審が行われます。
2度目の判決
陪審員はルイーズに殺意はなく、
殺人罪は問わない。
と禁固15年だった1回目の判決を279日の禁固刑に大幅に短縮した判決を下すのでした。
次は検察側が控訴
279日の有罪判決を不服として、
検察官のジェラルド・レオーネがマサチューセッツ最高裁判所に上告します。
レオーネの主張は過失致死ではなく殺意があったということ。
裁判所は陪審員を集めもう1度投票させます。
結果は、有罪判決に賛成は7-0で承認しましたが、
殺意があったかどうかは4-3で棄却されます。
そしてレオーネの上告を棄却しルイーズの刑が確定することとなりました。
何ともパッとしない判決で被害者両親や家族の気持ちはどうなるのかと思いますね。

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ルイーズのこれまでの生い立ち
ルイーズ・ウッドワードは、1978年2月28日、
ロンドンの北西にある町「エルトン」で、
便利屋の父と地元の大学で教職者として働く両親のもとに誕生。
性格的にも落ち着いた少女で、
近くに住む子供たちの面倒を親切にみるなど、
報道される内容からは信じられない普通の少女でした。
高校卒業後は大学に進学する前に、
ちょっとした好奇心を兼ねてアメリカへワーキングホリデーに
行くことを決心。
地元とは異なる文化に期待を抱いて出発しましたが、
そこで彼女を待っていたのは、
可愛い子供たちとは反面非常にストレスフルな毎日でした。
殺された赤ちゃんの両親は?
ルイーズは当初マンチェスター・バイ・ザ・シーで仕事を見つけたそう。
景色のいい景勝地として知られる小さなこの町は、
まだ若く華やかな生活を求めるルイーズには、
少し窮屈なようでした。
その後、
マサチューセッツ州・ニュートンに移住したルイーズが見つけた仕事は、
新しいホストファミリーの2人の男の子の子供のベビーシッターという仕事。
子供たちの両親・父スニルと母デボラは共に若くして成功した医師で、
子供を成長と同じようにキャリアとのバランスも非常に大切に思っていたようです。
しかし当時のルイーズは、
親元を離れた解放感からか、
ニュートンのナイトライフに憧れを抱き
帰宅が深夜になることも多く、
母デボラが自身の母に相談するなど多少関係はこじれていたようです。
このことについてデボラがルイーズと話し合いの場を持った数日後、
事件は起きました。
まとめ
とにかく謎めいた事件でわけがわかりませんが、
乳児がなくなったことは事実で、
こういった事件は二度と起きてほしくないですね。
以上、KEIGOでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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