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ビンセントブラザーズの完全犯罪のアリバイを覆したのは虫?事件の真相と現在

テレビ事件系
JeongGuHyeok / Pixabay

JeongGuHyeok / Pixabay

 

こんにちは、KEIGOです。

 

完全犯罪ってすごく難しいんですね!?

 

ここまで用意周到に完全犯罪をもくろんでも、

1つほころびが見つかればどうあがいても失敗に終わってしまうんですよね。

 

そんなもう少しで完全犯罪が出来そうな完璧なアリバイトリックがあったにもかかわらず、

ある理由でアリバイが崩れたというアメリカのカリフォルニア州で起きた、

残忍な事件を今回はご紹介していこうと思います。

 

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ビンセントブラザーズの完全犯罪のアリバイを覆したのは虫?事件の真相

 

アメリカのカリフォルニア州ベーカーズフィールドという町に、

ジョーン・C・フレモント小学校の副校長だった

 

ヴィンセント・ブラザーズ(Vincent Brothers)は、

妻のジョアニー・ハーパーと息子4歳のマルケスと生後6週間のマーシャル、

娘23歳のリンジーと何不自由なく暮らしていました。

 

しかし、

2003年7月6日にとてもおぞましい事件が起きてしまいます。

 

ビンセントとジョアニーとは2000年に愛し合い、

結婚したのですが、翌2001年に離婚しています。

 

その理由としてヴィンセントがジョアニーに過去の2度の離婚歴を隠していたということでした。

 

しかし、ジョアニーの友人や家族からヴィンセントを愛しているならばと助言を受け、

2003年1月に2人は再婚することになりました。

 

ただ、ジョアニーの母親(ヴィンセントの義母)アーンスタインとそりが合わず、

一緒には暮らしていませんでした。

 

それでも、

ビンセントとジョアニーの間にかわいい男の子マーシャルが誕生したことで、

アーンスタインは喜び、

ヴィンセントとジョアニーと孫たちが住む家へやってきました。

 

2003年の7月6日に、

敬虔なクリスチャンだった家族は教会で礼拝に出席しました。

 

この時に教会の神父さんや関係者の人たちに生まれたばかりのマーシャルを、

初めてお披露目するという特別な1日でしたが、

ヴィンセントは4日間にオハイオ州に住む自分の家族の元へと向かうため、

町を出ていました。

ddzphoto / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

事件の経緯

 

朝の礼拝が終わり、

ジョアニーは親友のケルシーと数人で夜の礼拝が始まるまでの間、

昼食を取り時間をつぶしていました。

 

しばらくして昼寝をするためにいったん家に戻りました。

 

2日後、

ケルシーはジョアニーに電話をかけてみますが、

応答せず、何度か連絡してみましたが繋がりませんでした。

 

不思議に思ったケルシーはジョアニーの自宅に行ってみるとこにしました。

 

外側から見るジョアニーの家は普段と変わった様子はありませんでしたが、

ケルシーはジョアニーからカギを預かっていたのでドアのかぎを開けようとしますが、

なぜか開かず・・・中からも応答がないことを不審に思ったケルシーは、

警察へ連絡しました。

 

cocoparisienne / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

するとすぐに警官が駆け付け恐怖の光景を目撃します。

 

最初に発見されたのは母親のアーンスタインで、

近距離で2か所撃たれて寝室に続く廊下で倒れていました。

 

さらに別の寝室へ行ってみると、

ジョアニーと子供たちの無残な姿を見つけました。

 

ジョアニーは別途でうつぶせになっていて、

リンジーは青いドレスを身にまとったまま別途の横に倒れていました。

 

マルケスはジョアニーのそばでシーツにくるまれた状態で発見されました。

 

この後も捜索を続けましたが、

生後6週間のマーシャルが見つかりませんでしたが、

よく見てみるとジョアニーの枕の下で見つかりました。

 

警官たちもこの残忍な事件に目を覆いたくなるばかりでしたが、

すぐに捜査をはじめ、犯人探しに全力を尽くします。

 

 

geralt / Pixabay

 

 

 

 

 

事件の捜査

 

まず疑われたのは夫で3人の子供の父親であるビンセントでした。

 

事件当日家を近くでビンセントを目撃したという証言が近所の人から取れました。

 

しかし、ビンセントには完璧なアリバイがありました。

 

4日前にオハイオ州に家族を訪ね出発していることと、

事件当日にノースカロライナ州でビンセントのクレジットカードで買い物をしていました。

 

しかし、警察の懸命の捜査の結果、

2004年4月30日にビンセントブラザーズは殺人容疑で逮捕されました。

 

完全犯罪のアリバイを覆したのは虫?

 

完全犯罪成立かと思われていましたが、

完璧と思われたアリバイが崩されてしまいました。

 

ノースカロライナ州でクレジットカードで買い物をしていたというアリバイですが、

これはビンセントの兄弟のメルビンがビンセントに頼まれやったことだと判明しました。

 

またオハイオ州でレンタカーを借りノースカロライナ州に向かったとされていましたが、

車を調べた結果、

ラジエーターとエアフィルターからアメリカのロッキ山脈の西側でしか生息しない

 

 

が発見されました。

 

このことで事件当日ビンセントがノースカロライナ州に行っていないことがわかり、

警察は逮捕に踏み切りました。

 

事件の裁判

 

実はこの事件はビンセントが逮捕される前から、

全米でとても話題になっていて、

すごく残忍な事件でもあったので注目が集まり、裁判が大きく遅れることになりました。

 

裁判が始まると、

検察側はアリバイを偽装していたことと、

ヴィンセントブラザーズが家族を愛していなかったと主張し有罪であると証明していきます。

 

さらに証人が合計137人とそこから有力な証言を得ることが出来ました。

 

弁護側の反論は、

事件が起きたときオハイオにビンセントの携帯電話があったことや、

ビンセントが乗っていた車と自転車が軽い事故を起こしていたこと。

 

さらにオハイオ州からカリフォルニア州の家までに至る道のりには、

ガソリンスタンドが100件以上もある中で、

ビンセントの姿をとらえた防犯カメラの映像はなかったことなど不審な点を立証しました。

 

とても注目が集まる中、

陪審員の人たちもかなりのプレッシャーを感じ、

審議しました。

 

事件の判決

 

2007年5月15日に判決は下されました。

 

ビンセントブラザーズに被害者5人に対して第1級殺人の罪で有罪となり、

2007年9月27日に最高刑となる死刑を言い渡されました。

 

全米を巻き込みとても話題になった事件は解決を迎えました。

 

ビンセントブラザーズ死刑囚の現在

 

 

2007年の9月に死刑と判決が下り、

いつ執行されているのか調べましたが、

そういった情報は公示されていませんでした。

 

死刑執行の情報って公示されないものなんでしょうか?

 

もしかするとまだなのかもしれませんが、

引き続き調査を続けたいと思います。

 

さいごに

 

完全犯罪は難しい!!

 

当たり前のことですが、

そんなことより犯罪なんて犯すものではない!!

 

以上、KEIGOでした。

 

最後まで読み進めていただきありがとうございました。

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